ご報告

本日「見知らぬ乗客」を観劇してきました。
舞台が決まってから約二か月、今日まで本当に長い道のりだった。残りの公演も少なくなってきて、もうだめなんじゃないかなって何度も思って、その度にどうしようもない気持ちになって。あのときもっとこうしてればよかったかな、なんてそんなことばかり思ってた。それと同時に今までの自分はすごく恵まれていたんだな、と。今回は状況が状況だし、簡単にどうにかなるっていう問題ではなくて。本当にいろいろ考えさせられました。
今週の火曜日、手には何も持っていなかったけどグローブ座まで行ってきて。そしたらちょうどチャンスがめぐってきたんだけど、結局だめで。グッズだけ買って帰るのは嫌だったんだけど、せっかく会場まで来たから、と思って売り場まで行ったら中からブルーノの声が聞こえてきて。嬉しかったけど、余計切なくなっちゃったよね…。それから会場をあとにしてしばらくぼーっとしていたらその後、朝の方からのメールでもう一度キャンセル待ちのお誘いをいただいて。急いで会場まで行って並んだら5人ぐらい前までで締め切られてしまったという…。そこからしばらく動けないでいたら、誘ってくれた方のお友達もちょうど会場にいて、そこで話が盛り上がってみんなでご飯に(…盛り上がったといっても内容は暗くて重いものだったんですけど^^)あのままだめで一人で帰ってたらどうしようもなかっただろうから、こういう出会いがあって本当に良かったなと思った。それぞれみんないろいろな思いを抱えていることも改めて分かったしね。
そして昨日、その中の一人の方からキャンセル待ちが取れたということでありがたいことにお誘いをいただきまして。この間よりは早い番号だったんだけど、入れるかなんてそのときにならないと分からないわけで。もう朝からほとんど何も食べれなかったよね…。日数的にもこれが最後のチャンスだと思ったし。今まで経験したときなんじゃないかってぐらい緊張して並んでいたら、目の前で一回止められて…。そして、その後の調整によって無事に入ることができました。もう引換のチケットがすごく重いものに感じられて、手足震えてきちゃって正直泣いたよ…ね。周りになんて思われようが、私が行けないなんておかしいし、ってほんと何度も思ったし…いろんな感情がぐるぐる渦巻いて最悪なことも考えた。その中で、やっと手に入れられたものだったから。5年間待ち続けたものだったから。一気にいろんなものが溢れ出てきたんだと思う。
席は上手のちょうど舞台脇で。表情もちゃんと読み取ることができて、カーテンコールが終わって最後はけていくところまでしっかり見ることができました。でもまだ舞台、内容に関しては上手くまとめられないかな…。観劇を終えてからいろんな思いはあったことはもちろん、ここまで来れたことでの放心状態とで、階段を降りているときによろけて隣を歩いていたお嬢さんにぶつかってしまったからね…。
こうしてる間にもいろんな表情や仕草、場面がフラッシュバックしてくる。これからちょっとずつ実感して、いろんなことを考えるんだと思う。二宮さんのブルーノは本当に素晴らしかった。今はこんなことしか言えないけど、それが今の全ての思い。
この間は悔しい思いをしたけどそれによって出会いがあって、ちゃんと意味はあったんだな、と。おねえさんたちも気遣ってくれて毎日メールを送ってくれたからね…。そして、このブログでも舞台に関しての記事で皆様からお星様をいただいて、とても勇気づけられました。自分一人じゃどうにもならなかったからね。周りにいる方たちに支えられていて、本当に感謝しています。国立も全滅でまだまだ悩みはつきないけど、やっぱりこれも頑張るしかないよね。みんなで楽しめたら、ってただそれだけなのにそんな単純なことが難しくて。考えてもどうにもならないけど、それでもやっぱりいろいろ考えちゃうよね…。
とにかく本当に今日は思い出深い日になりました。二宮さん、そして周りいる全ての方たちにありがとう。
千秋楽まであと少し、最後まで無事に終えることができますように。


長々ここまで読んでいただき、ありがとうございました。